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理念を越えたタップダンス…興奮・悲しみを絶妙に混ぜた『スイングキッズ』

2018年12月06日

今月19日に公開される映画『スイングキッズ(原題:스윙키즈)』は、“朝鮮戦争とダンス”という異質な題材を映画で描き出した。 

朝鮮戦争真っ只中の1951年、国連軍が設立した巨済(コジェ)捕虜収容所が舞台だ。捕虜たちは、収容所内の鉄条網を隔てて共産捕虜と反共捕虜に分かれ、敵対し合っていた。

新しく赴任してきた米軍所長は、共産主義の捕虜たちを転向させて体制の優越性を理解させる為、“米製ダンス“であるタップダンスチームの結成を指示する。かつて、ブロードウェイでタップダンサーをしていた米軍のジャクソンが責任者となって、メンバーの募集に乗り出す。

偶然見たタップダンスの魅力にはまったロ・ギス(ディオ)だが、彼は“人民英雄”の弟で、米製のダンスを踊っては反逆者として目を付けられてしまう。しかし、勝手に体と足がリズムに反応してしまう為、密かにダンスチームに合流する。

彼らは大きな夢を抱いてクリスマス公演を準備するが、収容所の雰囲気は日増しに険悪になっていく。彼らは果たして無事に公演を終えることができるのか…。

『過速スキャンダル』、『サニー 永遠の仲間たち』を手がけたカン・ヒョンチョル監督は、今回も自身の長所を遺憾なく発揮する。音楽とストーリー、商業的な要素や、重厚なメッセージをうまく盛り込みながら一つの作品を作り上げた。

EXOのディオは、153億ウォンの映画を担う主演として遜色のない演技を見せてくれる。思想的信念とダンスに対する思いの間で苦悩する若者の姿を繊細に表現してみせた。

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