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BTSも加勢した「音源買い占め議論」に高まる警戒心、大衆からも憂慮や関心高まる

2019年12月06日

歌謡界に再び点火した「音源買い占め論議」議論が拡散している。これに対する大衆の憂慮と関心がいつになく高く、対策作りに対する要求も大きくなった状況だ。
業界ではSNSを通じた“バイラル・マーケティング”に見せかけた後、違法ストリーミングでチャートの順位を上げるのではないかという観測が横行しているが、疑惑や状況を超えた具体的な実体はまだベールに包まれている。
このような状況では消耗的な議論や不信により、音楽市場全般が透明化されないのではないか警戒心が強まる。
韓国歌謡界でトップに君臨するボーイズグループBTS(防弾少年団)をはじめとした歌手たちがこのような音楽市場の状況をめぐり、相次いで“所信発言”に乗り出した理由も、これと無関係ではないと分析される。
◇BTSのJIN「正式な方法でよい音楽を」…歌手たちも積極的に声を上げる
4日に名古屋で開催された音楽授賞式ではBTSのJINによる受賞の感想が話題となった。
「Boy With Love」で「今年の歌賞」を受賞した後、「否定的な方法もさることながら、もっと正直な方法でよい音楽を作るのはどうだろう。皆がよい音楽をやって、聞く時代が来たら幸いだ」と述べた。
間接的だが現在の音楽市場の状況に対して、“頂門の一針”を刺したと解釈できる発言だ。
今年の音楽授賞式を総なめにし、現在歌謡界で確固たる地位を享受しているBTSが口にした言葉だけあって重みは格別だ。
4日の授賞式で「ベストヒップホップ&アーバンミュージック賞」を受賞したHeizeも「2020年には一つの成果物を出すまで悩み努力するすべてのアーティストの皆さんの正当な苦労が無駄にならないように、より良い音楽環境が作られることを願っている」と指摘した。
R&BシンガソングライターのCrushも5日午前にセカンドアルバムを記念した記者懇談会で「買い占めは根絶されるべきだと思う」とし「正当に懸命に音楽をやっている人がほとんどなのに、このような出来事が起こることが残念で遺憾だ」と述べた。
アーティストたちが積極的に乗り出して発言に参加する点が最近再び点火した「音源買い占め論議」の特徴だ。現在の音楽市場に対するアーティスト当事者たちの憂慮がそれだけ高いという間接的な証拠として受け止められる。
「音源買い占め論議」を再び触発したきっかけはボーイズグループBlock Bのパクキョンの「実名狙撃」だった。ラッパーのMommy Son(マミーソン)は「機械にどうやって勝てというのか、私はイ・セドル(韓国の天才囲碁棋士)でもないし」などの歌詞が盛り込まれた「音源買い占め」に対する批判する楽曲を公開した。
バンドSultan of the Disco(スルタン・オブ・ザ・ディスコ)のキム・ガンジと男性ソロ歌手のソン・シギョンも具体的な買い占めの状況を聞いたとして議論に加勢した。
◇当局や業界も警戒心…コンテンツ振興院と音源会社などが緊急懇談会
当局や音源流通会社なども最近緊急懇談会を開き対応に乗り出している。
業界の消息通などによると、文化体育観光部と「音源買い占め」を扱う窓口を運営する韓国コンテンツ振興院、Melonなどの音源サービス事業者、韓国著作権員会、GAONチャートなどは今月4日午後、音源買い占め問題に関する懸案懇談会を開いた。
文化体育観光部と韓国コンテンツ振興院は今年8月、音源買い占め根絶のために韓国コンテンツ振興院傘下のコンテンツ工程再生センターに届け出窓口を開設した。その後、音源流通会社と協力し、音源データーの利用履歴などをモニタリングおよび分析している。
韓国コンテンツ振興院傘下のコンテンツ工程再生センターは届け出窓口開設後、初めて最近情報提供を通じて異常な音源再生パターンを一部キャッチしたと伝えた。
音楽や映像コンテンツ関連業者が26のIDを生成し、短期間に1万回ほどの音源を再生したという状況から、韓国コンテンツ振興院側は事実関係を追加確認中だ。ただパクキョンが実名で疑惑を提起し、最近問題視された6組のアーティストではなかったという。
現行の音楽産業振興に関する法律は、音盤・音楽映像コンテンツ関連業者などが「制作・輸入または流通する音盤などの販売量を引き上げる目的で該当音盤などを不当に購入したり関連者に不当に輸入させる行為」をしてはならないと規定している。
立法の補完も推進する。ウ・サンホ議員らが最近発議した「文化産業の公正な流通環境造成に関する法律案」は音源買い占めを狙って「自ら制作または流通した文化商品を直々に購入したり、第三者により購買することで販売順位に関し、消費者の誤認を誘発する行為」を禁止行為と明示し、文化体育観光部は是正措置をできるようにした。

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