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チョン・ドヨン、「チョン・ウソンさんがとてもカッコよくて照れくさかった」…アカデミーへの意欲も示す

2020年02月14日

「これまでアカデミーは別世界の話だったが、今は門が開いたようだ」
女優のチョン・ドヨンが映画『パラサイト 半地下の家族(以下、パラサイト)』のアカデミー賞受賞についてこのように祝いの言葉を述べた。
2007年に『シークレット・サンシャイン』でカンヌ国際映画祭の主演女優賞を受賞し、“カンヌの女王”という修飾語を得たチョン・ドヨンは「私はまだやるべきことが多い。私も夢を見るようになった」と笑った。
最近ソウル鍾路区(チョンノク)三清洞(サムチョンドン)出会った彼女は「これまでアカデミーは別世界の話だったが、今は『あー、こうなることもできるんだ』と思うようになった」と述べた。
彼女は「最高の役者?いいえ、私は最高を夢見る役者。いつかは私もよい作品でアカデミー賞に行くことができると夢を見れる道が開かれた」と語った。
『パラサイト』の受賞については「言葉が出ないほどとてつもないことですごい」と賛辞を送った。
彼女は「『パラサイト』がカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した時、私はシャンパンを開けた。ポン・ジュノ監督とソン・ガンホ先輩にメッセージも送った。その後にも続けて大きな賞を受賞し歴史を刻み続けている。私も以前カンヌ国際映画祭で賞をいただいたが、その後もずっと道が開かれているということだ」と興奮を隠せない。
そして彼女は「これからはアカデミー賞で俳優賞だからといって受賞することができないとも限らない」とし「ユン・ヨジョン先輩と一緒にアカデミー賞に行きたい」と笑った。
チョン・ドヨンは今月19日に映画『藁にもすがる獣たち(原題:지푸라기라도 잡고 싶은 짐승들)』の公開を控えている。この作品は偶然巨額の金が入ったカバンを発見した人物たちが獣のように変わっていく話を描く。金のカバンはひとつだが、それぞれの人物は皆異なる事情や理由でそれを手に入れようとする。
チョン・ドヨンは巨額の金で新しい人生を夢見る居酒屋の社長ヨニを演じた。上映時間50分が経過してから登場するが、初登場から作品全体を掌握するカリスマを見せる。
チョン・ドヨンは「ヨニの登場が破格的で、登場から強烈なので力を抜いて『何もしないようにしよう』と思い演じた」と振り返った。
彼女は「初めにシナリオを読んだ時、ブラックコメディだと思った。またキャラクターの1人1人が本当に素敵だった。ヨニのように私も途中から撮影に入ったがしっくりこなかった。また時間がちぐはぐだったので私も混乱したが、観客が理解できなかったり、違和感を感じたりさえしなければいいなと思った」と述べた。
今回の作品でチョン・ウソンと初めて共演したチョン・ドヨンは、彼との恋人同士の演技が最初はぎこちなかったという。
チョン・ドヨンは「本当に恥ずかしくて死ぬかと思った。『ご飯食べて話をしよう』と言いながら愛嬌を振りまくシーンがあるが、私がこんなに愛嬌を振りまくのは随分久しぶりだと思った。またウソンさんがとてもカッコよくて照れくさかった(笑)ウソンさんとの演技に適応するのに時間がかかり、適応して楽しいと思った瞬間、撮影が終わった」と振り返った。
そして「今後はチョン・ウソンさんとコメディ演技をやってみたい」とし、「人々は私に対して深刻な部分だけを見るが、案外私はコメディ演技が上手いと思う」と笑みを浮かべた。
「私は愉快な人だ」としコメディ演技に対する欲を表わしたチョン・ドヨンは「これまで私を作品的に閉じ込めていたようだ」と惜しむ。
そして「残念だ。色んな作品をたくさんやりたい。コメディだから何でも良いというわけでなく、私が同意できる物語でなければいけない。コメディは本当に難しいと思う。誰かを笑わせることは容易なことではないので」と付け加えた。
チョン・ドヨンは昨年12月に公開した映画『白頭山(ペクトゥサン、原題:백두산)』にもカメオ出演し話題となった。
彼女は「『白頭山』の監督たちと親しくて“何でもやってあげる”と出演することになった。北朝鮮の方言の先生から方言を教えてもらい、イ・ビョンホンさんと北朝鮮の方言で話をしたが、あまりにも不慣れで“会話になってる?”と思った。作品が公開され人々から“びっくりした”と言われたが、どうしても観るに耐えられなかった。ただあまりにも上手だったと言われるので観に行った。とても自然で驚いた。アルバイトをするくらいの気持ちで臨んだが、観客たちがチョン・ドヨンだという役者を好意的に受け止めてくださるということが分かった」という。
『藁にもすがる獣たち』のように新人監督たちの作品に出演することについてチョン・ドヨンは「多様性のため」だと答えた。
「韓国映画から多様性が消えたのではないかという残念な気持ちがあるので、新人の監督たちの作品を私はやりたい。観客たちはポン・ジュノ監督やイ・チャンドン監督など偉大な監督の話を聞く準備はできているが、新人監督に対してはそうではない。チョン・ドヨンがやればその話を聞いてくれる。使命感とまではいかなくても、最近そんな動機が生じているようだ」とその理由を明かした。

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