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元祖“国民の妹”歌手ヘウニ、芸能生活45周年を迎えた歌手人生を語る

2020年05月22日

大衆の愛を独り占めした“国民の妹”といえばだれを思い浮かべるだろうか。最近ではIUやスジ(元miss A)がいるとすれば、70、80年代は優れた歌唱力と人形のようなルックスで高い人気を博していた“元祖国民の妹”ヘウニがいる。
今も変わらず少女のような姿のヘウニとのインンタビューが実現した。
第一世代アイドルグループのFin.K.Lもカバーした「You'll never know」でデビューし、今年45周年を迎えたヘウニが意味深い新曲をリリースした。
“そう、月日が流れても、変わらない歌がある、愛があって友人もいる”という歌詞が印象的な「YES」。
この新曲をリリースするにあたり、“月日が流れても変わらない”ファンの存在が大きな役割を果たしたそうだ。
ヘウニは「ファンたちが後援金を集めて、私にプレゼントした曲」といいながら、元々はホン·ソボムさんが歌った歌だが、ファンたちが『この曲を先生(ヘウニ)が歌う』と提案したら、『ヘウニ姉さんが歌ったらいいだろう』とホン·ソボムさんが曲をくれた。だから一生懸命歌った」と説明した。
ファンたちが直々にレコーディングにもコーラスの部分で参加した。そんなファンたちと一緒に作業をしてみた感想を彼女は「コーラスというのはお互いにハーモニーが上手く合わないといけないので、その音に合わせるのにかなり時間がかかったが私はとても新鮮だった」と明かした。
1975年に歌謡界へデビューしたヘウニは、優れた歌唱力と美しいルックスで、全盛期にはものすごい人気を博した。
ヘウニは「私がテレビに出ると視聴率が大きく上がったり、公演の時には会場に来るお客さんがとても多くて、熱烈なファンたちは公演を1回目から4回目まで全部見る。徹夜で座って劇場の前で待っていて、最前列で立って見ていた」と当時の人気ぶりを明かした。
そして彼女は“元祖万能エンターテイナー”でもある。
「You'll never know」、「GamSuGwang」、「I really like it」など数多くのヒット曲を残し、自身の楽曲のタイトルにちなんだ映画の主演も務めた。
ヘウニは「当時は面白い時代だった。楽曲が成功すれば必ず映画を作った。私も『あなただけを愛して(原題:당신만을 사랑해)』や『第3漢江橋(原題:제3한강교)』に出演した。映画は新鮮な経験だった」と振り返った。
しかし、華やかな人生を送ってきたヘウニにも辛い時期が多かった。昨年は俳優キム·ドンヒョンとの30年間の結婚生活にピリオドを打った。
彼女は「別に隠す事ではないので」といいながら、「30年間一緒に暮らしたが、別れたので私も心が痛いしキム·ドンヒョンさんも同じ。でも彼が頑張っているのを見て、私もこうして元気に過ごしている。もっと成熟して、もっと心を込めた歌を歌うことができる。とにかく別れというのは胸が痛むものだ」と語った。
これまで辛い時はどうやってそれを克服したのだろうか。
ヘウニは「『辛く大変な時、挫折してはいけない。私を応援する人がこんなにいるのに、プライベートのせいで私がへこたれてはいけない』と思うようになり、それで応援してくれたファンたちの力で耐えることができた」と明かした。
多くの人々の温かい応援で立ち上がったヘウニは再び舞台に戻り、1か月ほど小劇場でコンサートも開く予定だ。
ヘウニは「今、新型コロナウイルス感染症のせいで、生活の中でも距離を置かなくてはいけない。観客席が全部立ち見だったら300席になるが、座席の間隔を離して100人分ずつ招待している」と述べた。
1か月間、毎日公演を行うには体力管理が必須だと思うが、彼女は「歌いながら観客の方々の“愛”を食べると、もっと体力が向上する。愛されるのではなく、愛を食べている」と笑みを浮かべた。
そんな笑顔が美しいヘウニは、最近人生のターニングポイントを迎え、新しい目標が一つできたそうだ。
彼女は「大衆が私を見た時、私がすごく有名だから『どれだけ幸せなのだろう?』と思う人もいるだろうが、内面を見て自分の人生を顧みると、必ずしも幸せな事ばかりではなかった。だから“幸せそうな人”ではなく、“本当に幸せな人”になりたい」と明かした。
そんな彼女の話を聞くと「そう、月日が過ぎても変わらない歌がある」という新曲の歌詞が一層意味深く聞こえるだろう。これからは幸せな歌だけを歌うことを応援したい。

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