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パク・へジンは消防士、パク・ジョンミンはピアニスト、ファン・ジョンミンは祈祷師…プロも驚きの名場面

2020年06月05日

目つきと身振り、たった一言でも深い響きを与える俳優たち。特に毎回異なる役柄を完璧にこなす姿を見ると、不思議だと感じることが多いのも事実だ。
誰でも長い間記憶に残っている映画やドラマの名場面があると思うが、今回紹介するシーンはきっと「あー!あの時のあのシーン!」と次々に蘇ってくることだろう。
ドラマと映画の中の名場面、そしてその場面を演じきるまで、どれほど血のにじむような努力をしたのか、裏話までピックアップしてみた。
今年の初めに放送されたドラマ「フォレスト(原題:포레스트)」では、パク·へジンが119特殊救助隊員として潜入したM&Aの専門家カン・サンヒョク役を熱演した。
劇中は「国民の安全を守ろうとする神聖な使命意識。119特殊救助隊志願者の基本じゃないですか!」と凛々しいセリフも飛び出す。
思いっきり炎の中に飛び込んだり、ロープに乗って空中から降りてくる姿など、危険要素の多いほとんどのシーンを自ら演じた。
これらは実際の消防士たちに高難度の訓練を受けたおかげだそうだ。
ロープを使って高所から下りる訓練の際は講師を務めた消防士から「ここでジャンプすると ヘリが反動して揺れますよ」とアドバイスされ、パク・ヘジンは「思うようにいかない」と言いながらも技をこなしていった。
別の消防士からは「10人中9人はみんな恐怖のせいで揺れるんですよ」と言われうなずく場面もあった。
実はパク·ヘジンは2018年から消防庁の名誉消防士として活動するほど消防士たちと縁が深い。
消防安全の広報映像で消防士の役を何度も演じてきたこれまでの活動が認められ、先月開かれた「KBS 119賞」の授賞式では、芸能人として初めて奉仕賞を受賞した。
授賞式に参加したパク·ヘジンは、「国民の皆さまの安全に少しでもお役に立てるのであれば、今まで通り一生懸命活動していきたいと思う。ありがとうございます」と感想を明かした。
次に、最近優れた演技力で注目されているパク・ジョンミンは、映画『それだけが、僕の世界』でサヴァン症候群を持つ天才ピアニスト役を演じた。
パク・ジョンミンが実際にショパンの「幻想即興曲」などを演奏したシーンは、映画の中の白眉として取り上げられ深い印象を残した。
実はパク·ジョンミンはピアノを一度も弾いたことがない初心者だったそうだ。
2018年のマスコミ試写会に参加したパク·ジョンミンは当時、「初めてのミーティングが終わって家に帰る途中、ピアノスクールに登録しました」としながら、「何とかしてやらなければならないと思い、かなり多くの時間を1日の中でピアノに投資したが、ある瞬間、監督がピアノを一台買ってくれた。家でも練習してと…」と明かした。
そして1日に5、6時間ずつ6か月間練習し演奏できるようになり、その姿を見守っていたイ·ビョンホンも驚くほどだったという。
先の試写会でイ·ビョンホンは、「100%表現するのは不可能だろうと思ったが、これをやり遂げるのを見て、『パク·ジョンミンという俳優は普通の執念の男ではないんだな』と思った」としながらも「『俳優とピアニストを並行して活動してみては』と思うほど、とても感動的な瞬間だった」と感心した。
その後、パク·ジョンミンは『辺山(原題:변산)』ではラッパー、『始動(原題:시동)』では生半可な反抗児を演じ、挑戦を続けている。
このように俳優なら誰でも作品ごとに新しいキャラクターで名場面を作りたいはずだが、さまざまな演技で変身するといえば、俳優のファン·ジョンミンは欠かせない。
映画『ユア・マイ・サンシャイン』の純粋な田舎の青年から、『新しき世界』での犯罪組織のナンバー2、『工作 黒金星と呼ばれた男』での工作員まで、文字通り“千の顔”を見せている。
祈祷師の役を演じる映画『哭声/コクソン』では身の毛のよだつような演技を披露した。
公開当時には彼自身も「無我夢中になってはしゃぎ回っていたら、自分自身でも驚く瞬間があった」と劇中演じた儀式のシーンについて語ることもあった。
ナ·ホンジン監督は「撮影現場で周りにいた方々が実際の祈祷師だと思っていた。むしろそれ以上だとも言われた。ジョンミンさんが撮影を終えてからずっと目を閉じいるので、『大丈夫か』と心配もした」と笑みを浮かべた。
ファン·ジョンミンは「さまざまなお祓いの儀式を見て、何度も練習した」と役作りのエピソードを明かした。
これからも情熱あふれる俳優たちの演技で豊かな作品が現れることを期待したい。

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