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ベテラン俳優イ・スンジェやシンガーソングライターのチョ・ジョンチ…スターたちの“禁酒”挑戦記

2020年09月30日

韓国では本日から秋夕(チュソク、中秋節)の連休を迎え、旧正月(ソルラル)と並ぶ節目の時期となった。これを機に新たな気持ちで目標を立てることもあるだろう。“禁酒”もその中の定番だ。
一念発起してお酒を止めることを決めたスターたちは果たしてどんな挑戦をしたのか、そのエピソードを探ってみよう。
韓国を代表するベテラン俳優のイ・スンジェ。80歳を超えた年齢にもかかわらず、演技への強い情熱で旺盛に活動を繰り広げているが、60年以上続けてこれた演技人生の秘訣の一つに挙げられるのが禁酒だ。
舞台俳優として活動していた若い頃、健康が悪化することを懸念し早くから酒を止めていたそうだ。
舞台俳優というと酒が強い人たちをイメージするが、あるトーク番組でイ・スンジェは「もちろん私もたくさん飲んだほうだ。しかもあの頃はみんな強い焼酎ばかり飲んでいた」と述べながら、酒のせいで早くに亡くなった同僚も多かったことを明かし、「まだまだ俳優として良い演技ができていたはずの仲間たちがいなくなってしまった」と残念な気持ちを打ち明けた。
イ・スンジェのこのような話を聞くと、健康のためには禁酒が必須だと改めて実感する。
しかし、何でも一度ですぐに終わらせることは容易ではない。
飲酒人生約50年という俳優のペク·イルソプも、禁酒3日目にして危機を迎えた。
観察バラエティ番組を通じてペク·イルソプは、「3日飲まないだけで力が出ない。酔いたい」と愚痴を言いながら、結局、息子を呼び出し一緒に杯を傾ける様子を見せた。
酒には太刀打ちできない彼にも必ず禁酒しなければならないきっかけができた。腰の手術をするために、1週間だけでも酒を止めてほしいと医師から指示があったそうだ。「禁酒してこそ手術もうまくいく」と説得され決心したが、頭の中は酒のことだらけ。
食事をしながらも「こんなに食欲がない日は初めてだ」と元気をなくし、結局途中で焼酎を1本開けて、においだけを嗅ぐ始末。
食卓の真ん中に焼酎の瓶を置き「こんにちは」と上機嫌で笑みを浮かべながら、再び食事を続けるのであった。
このような努力の末に7日間の禁酒に成功したのはもちろん、手術も無事に終えた。これからも少しずつお酒を減らしていけば、さらに健康になれるだろう。
自分の意志だけで禁酒するのが難しい場合、周りの助けを借りてみてはどうだろう。シンガーソングライターのチョ・ジョンチは妻であり歌手のジョンインとともに愛酒家であった。
過去に放送されたバラエティ番組「夫更生プロジェクト~カドゥリ(原題:남편 갱생 프로젝트 가두리)」を通じて、妻が立てた計画表どおりに48時間暮らすことに挑戦した。
最初に与えられた課題は“大声で叫ぶこと”。「どうして怒鳴らなくてはいけないのだろう」と不思議がるチョ・ジョンチだったが、これに対してジョンインは「いつもストレスをお酒で解消しているから、別の解消法を探そうと思って」と理由を明かした。
そして次の課題である腹筋、腕立て伏せ、縄跳びまでこなした後、ようやく朝食の時間となった。朝食は食べないほうだというチョ・ジョンチは「運動すると食欲が出てお腹によく入る」と笑みを浮かべた。
夫が夢中になって食事を取る姿をスタジオで見守っていたジョンインも「とても満足している」としながら「お酒を飲む時以外、あんなに一生懸命食べる姿は初めて見た」と驚きの表情を見せた。
その後もウォーキングなど妻からの任務を着実に果たし2日間の禁酒生活を経験したチョ·ジョンチは「お酒のことよりも、家族のことを考えるようになった。飲むことよりも健康のことをもっと考えるようになった」と感想を明かした。
飲み過ぎは大きな災いを呼ぶ可能性があるという点を肝に銘じつつ、禁酒を決意したすべての方が成功することを願ってやまない。

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