KBS WORLD

新ドラマ「太宗イ・バンウォン」で主演のチュ・サンウク、「大河ドラマにプレッシャーも感じる」

2021年12月13日

KBSの大河ドラマが5年ぶりに帰ってきた。
KBSは10日、ソウル永登浦区汝矣島洞(ヨンドゥンポク・ヨイドドン)のKBSアートホールで新ドラマ「太宗イ・バンウォン(原題:태종 이방원)」の制作発表会を開き、11日午後9時40分から初回放送を開始すると明らかにした。
「太宗イ・バンウォン」は朝鮮建国の先頭に立ったイ・バンウォン(李芳遠)の人生にフォーカスを当てた大河ドラマで、高麗という旧秩序を倒し、朝鮮王朝という新しい秩序を作っていった“麗末鮮初”の時期を描いている。
同日、制作発表会に出席したKBSのキム・ウィチョル新社長は、「残念ながら2016年の『チャン・ヨンシル~朝鮮伝説の科学者~』以来、さまざまな事情により大河ドラマを制作できなかったが、5年ぶりに披露することになった」としながら、「KBSが大河ドラマの名家という名声を取り戻すきっかけになればと思う」と期待を寄せた。
演出を務めるキム・ヒョンイルプロデューサーは、「KBSの大河ドラマのテーマは国家と権力、政治、その中で苦悩する人間を扱うこと」だとし、「イ・バンウォンこそ、それを最もよく表現できる人物」だと、イ・バンウォンを主人公に打ち出した理由を説明した。
タイトルロールを務めた俳優のチュ・サンウクは「歴史と伝統を誇るKBSの大河ドラマでイ・バンウォン役を演じることになり光栄で幸せだ」としながら、「大河ドラマ(대하사극)という4文字があまりにも重く、個人的には大きな挑戦なのでプレッシャーが大きかった」と心境を伝えた。
太祖イ・ソンゲ(李成桂)役を演じる俳優のキム・ヨンチョルは「『チャン・ヨンシル~朝鮮伝説の科学者~』でKBS大河ドラマの幕を下ろし、『太宗イ・バンウォン』で再び幕を開ける俳優となった」としながら、「イ・ソンゲ役は次で3度目だが、今度は神徳王后康氏を愛する気持ちを込めようと非常に努力した」と述べた。
元敬王后閔氏を演じるパク・チニは「朝鮮王朝時代を背景にしたドラマのこれまでの女性のイメージが、おとなしかったとすれば、閔氏は高麗の女性として非常にリーダーシップもありタフな人物」だとしながら、「強い印象を与える演技をする機会を得たようでうれしく、楽しく撮影している」と役柄に対する愛情を示した。
「鄭道伝<チョン・ドジョン>」(2014)に続き、再びイ・ジラン役を務めるソン・ドンヒョクは「私は大河ドラマを40年ほどやってきたが、本当に(このドラマは)期待してほしい。配役ごとに意味もあり、展開過程も従来の作品と明らかに違うということを確かに感じることができるはず」だと自信を見せた。
イ・バンウォンはこれまでのドラマや映画で何度も扱われてきた。KBSだけでも「龍の涙」(1996)、「大王世宗」(2008)、「鄭道伝<チョン・ドジョン>」(2014)などに登場し、大衆にはすでにおなじみの人物だ。
これについてチュ・サンウクは「ユ・ドングン先輩をはじめ、これまで素晴らしいイ・バンウォンさんが多く、非常にプレッシャーがあった」としながらも、「今回は人間イ・バンウォンとしての姿がより浮き彫りになったようだ。私だけの、また我々のドラマだけのイ・バンウォンが誕生するのではないかと思う」と期待をのぞかせた。
キムプロデューサーは「既存の作品では『イ・バンウォンがなぜそんな行為をしたのだろうか』ということに対する質問が抜けていた。今回の作品はその理由を探る道のり」だと差別化を図った点を説明した。
続けて「私が考えるイ・バンウォンは、最も公的な人間になろうとしたリーダー」だとし、「より公的な価値に基盤を置いた人物が国家のリーダーになってほしいというすべての人の熱望がドラマに反映されたと思う」と述べた。
彼は、“最近、歴史的事実を基にした作品が歴史歪曲議論を起こしているため、ためらいがあったのでは”という問いに、「歴史的事実に対する研究と諮問はもれなくチェックしており、まったく心配する必要はない。しかし別の解釈があるかもしれないと思う」と述べた。
同日の制作発表会はKBSアートホールで対面にて開かれ、オンラインでも中継された。イベントは発熱チェック、QRコードの確認、座席のソーシャルディスタンスの徹底など、防疫守則に従い実施。
チュ・サンウク、キム・ヨンチョル、パク・チニ、ソン・ドンヒョクのほかに、キム・ミョンス、チョ・スンチャン、キム・ミンギなどのキャストたちが出席した。

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