東方神起チャンミン、1年9か月ぶりソロカムバック「濃厚な魅力を披露する」…SM所属新年初リリース作品
2022年01月14日

「映画『スパイダーマン』を見ると、スーツがどんどん進化している。これからはボーカル的にも変化に富んだ、カメレオンのような姿をお見せできるのではないかと思う」
アイドルグループ東方神起のチャンミンが約1年9か月ぶりにさらに成熟した姿でステージに立った。2020年4月に発売した1stミニアルバム『Chocolate』以来、久しぶりにリリースした彼の音楽キーワードは“Devil”。
チャンミンは13日、オンラインで開かれた記者懇談会で「久しぶりに出るアルバムでもあるが、SMエンターテインメントから2022年に初めて発売するアルバムなので、最初の走者としてスタートを切ることができ光栄」だとカムバックへの感想を明らかにした。
1年以上の準備の末にリリースした今回のアルバムには、チャンミンのさまざまな姿と音楽カラーが盛り込まれた。
チャンミンは「初のソロアルバムでもそうだったが、(アルバムの) 意図は同じ」だとし、「何かを包み飾り立てることよりは、僕が持ったさまざまなボーカル的な部分やパフォーマンスなどの魅力をお見せできるのではないかということだ」と述べた。
彼は「成熟した一人の男の濃厚になった魅力を多彩に披露しようと思った」とし、「まだパフォーマンスをもっと頑張れる状態であるようだが、全般的なコンセプトは“cool and sexy”」だと冗談を飛ばした。
アルバム名と同じタイトル曲「Devil」はスウェーデン出身のアーティスト兼プロデューサーのアレックス・ルノ (Alex Runo)がリリースした楽曲をリメイクしたナンバーで、歌詞はチャンミンが直々に書いた。
彼は「オリジナルは致命的な悪魔を表現した楽曲だが、悪魔のささやきに屈せずに進む僕たちの姿を表現すればカッコいいのではないかという思いで作業することになった」と伝えた。
さらに「ユ・ヨンジンプロデューサーが『作詞の経験があるから挑戦してみるのはどうか』と提案をくださった。僕が書いたとしても (会社の評価で)友好的なものはないが、今回はありがたくも採用してくださった (笑)」と明かした。
アルバムに収録された「Fever」もユ・ヨンジンプロデューサーとタッグを組んだ。ひどい熱病にかかったように相手の魅力にはまる感情を表現したこの楽曲は、今年初めのSM TOWNの新年コンサートで先行公開された。
2曲をめぐりタイトル曲を悩んだというチャンミンは「楽曲そのものから感じられる緊張感やリスナーを惹きつけることができる好感度の部分で『Devil』がいいと思った」とし、「骨身を削る苦痛と似たような苦悩をした」と打ち明けた。
今年でデビュー19年目に突入した彼だが、まだまだ学ぶ点が多いという。
チャンミンは「トレンディな歌唱法もおろそかにせず学ぶと、次第に早く流れていく大衆歌謡の流れに付いていけ、リードしていけるのではないかと思う」とし、「自分なりに頑張っている」と述べた。
彼は長い間音楽活動をしながら、新しい姿に挑戦する原動力としてファンの応援を挙げた。
「新年を迎えて、『僕がなぜこれまで歌手をしてきて、これからいつまでできるだろうか?』という質問を真剣に考えた」と、ファンがいる限り、最善を尽くしコンテンツや音楽、パフォーマンスを一生懸命にやらなければというのが結論だと語った。
チャンミンは今回のアルバムを通じて“遠大な夢”を叶えたいという願いを伝えた。
彼は「コンテンツのプラットフォームの再生回数などさまざまな評価指標があるが、個人的にはイングランドのプレミアリーグのサッカーを見るのが好き。そのサッカー中継の予告編映像に僕の歌が一緒に挿入されればどれだけうれしいことか」と笑いを誘った。
同日の懇談会には東方神起のメンバー、ユンホが司会を務め固い友情を誇った。
ユンホはチャンミンについて「チャンミンは自動販売機。いろいろな味がある」と称賛し、ニューアルバムについては「チャンミンの血、汗、涙そしてチャンミンの思いが込められている」と惜しみないエールを送った。