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オ・ヨンスからイ·スンジェまで、“早期引退”とは縁遠い舞台を駆け回るベテラン俳優たち

2022年01月17日

韓国人として初めて「ゴールデングローブ」賞の助演男優賞を受賞した俳優オ・ヨンス(78)が80歳近い年齢にも関わらず演劇「ラストセッション(原題:라스트 세션)」に出演して話題になっている。
オ・ヨンスだけでなく他のベテラン俳優たちも比較的環境と収入が良いドラマや映画の代わりに、舞台で熱演を繰り広げており目を引く。
シン・グ(86)は「ラストセッション」でフロイト役としてオ·ヨンスとともにダブルキャスティングされた。
第2次世界大戦に突入した1939年9月3日を背景に精神分析専門家ジークムント・フロイト(Sigmund Freud)と、「ナルニア国物語」の作家であり英文学者のC・S・ルイス(C. S. Lewis)が出会い論争を繰り広げるという想像に基づいた二人芝居。
90分間、主人公2人が作品を導いていくため、セリフの量が多く、またセリフ自体も難しく、並大抵の忍耐では演じ切ることが難しい作品だ。
先月閉幕した演劇「リア王(原題:리어왕)」では、88歳のイ·スンジェがリア王に扮した。歴代のリア王の中で最高齢だ。
シェイクスピアの4大悲劇のうちのひとつであるこの作品は、傲慢と怒りに目が覆われ、真実と偽りを見分けられない年老いた王の愚かさを描いた。
イ·スンジェは長さが205分に達する「リア王」を10月末から12月初めまで先頭に立ち、リードしていった。当初計画された日程より8回分を延長したが、最後まで好演を見せた。
ミュージカル分野では公演界の“ゴッドファーザー”と呼ばれるパク·ジョンジャ(80)が活躍中だ。
昨年8月から「ビリー・エリオット(原題:빌리 엘리어트)」でバレリーナを夢見る炭鉱村の少年ビリーの祖母を演じている。2017年の初演からずっとこの役を務め、思慮深い内面の演技を披露する一方、強烈で温かいナンバー「Grandma's Song」なども歌唱する。
パク・ジョンジャはこれに先立ち昨年11月、新型コロナウイルスに感染しファンから心配されたが、最近開かれた「第6回韓国ミュージクアワーズ」で元気な姿を見せた。
プレゼンターとして出演した彼女は「90歳になるまでミュージカルを続ける」とし、「ここにいらっしゃるプロデューサーの皆さん、いつでも呼んでほしい」と述べ、冷めることのない情熱を見せた。
ミュージカル俳優では大先輩のキム·ボンファン(69)が韓国最高のヒット作の一つである「ジキル&ハイド(原題:지킬 앤 하이드)」でデンバース卿を演じている。この作品への出演回数は1,000回を優に超えている。

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